タイトルのインパクトが強く、原作本を読もう読もうと思っていた作品。
先に映像で観ることにしました。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い [DVD]ものすごくうるさくて、ありえないほど近い [DVD]
(2013/02/06)
トム・ハンクス、サンドラ・ブロック 他

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『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
(原題:Extremely Loud and Incredibly Close 2011年 アメリカ)
監督: スティーブン・ダルドリー
原作: ジョナサン・サフラン・フォア
出演: トーマス・ホーン、 トム・ハンクス、サンドラ・ブロック、マックス・フォン・シドー 他


9.11の同時多発テロのとき、大好きな父(トム・ハンクス)は、まさにWTCにいた・・・。
父の死を受け入れられないオスカー(トーマス・ホーン)は、ある日、父の部屋で、
1本の鍵を見つける。その鍵に父からのメッセージが託されているかもしれないと
考えたオスカーは、たったひとつ「Black」と書かれた文字を手掛かりに、広い
ニューヨークで鍵の謎を解くため「探検調査」に乗り出す。

※この先の記述は映画の内容を含みます。
9.11、3.11、内戦や、戦争のこと。
それらは、誰でも発生直後はニュースを必死に追うものの、
そのうち画一的な報道にうんざりしてしまって、
いつのまにか「できれば避けたい」話題になってしまうものです。
けれども、そこに確かにあるのは、直接犠牲になった人や、そのことで
傷ついた人たちの存在なのです。

もともと繊細な面を持ったどうしようもなく傷つきやすいオスカー少年が、
一番のよりどころであった父親を、9.11によって失います。
父がこの世から消えたことを受け入れられず、この世の中に「苦手なもの」が
ますます増えたオスカー。悲しみから立ち直れない母(サンドラ・ブロック)に
反抗し、大人たちに嘘をつき、いらいらと日々を過ごす様子が痛々しい。
父の遺した一本の鍵が、自分へのメッセージだと信じ、鍵に合う「鍵穴」を
探す冒険に出ます。(オスカー自身の計算で、3年計画!)
その冒険の先々で出会う人から、さまざまな「story」を聞かされることになり
ます。この作品は、オスカーが「my story」を語れるようになるまでの、
その過程を追ったものです。
辛さや悲しみ、それは本当には他人と分かち合えず、また、比べることが
できないものです。それでも、人は誰かに語らずにはいられないのかも
しれません。

登場人物について言えば、トム・ハンクス演じるトーマスの父は完璧すぎ?
オスカーが「失望しないで」と叫ぶシーンが印象的です。
自分の年齢的にはサンドラ・ブロックのほうになるはずですが、オスカーに感情移入
していました。あとで監督が私の大好きな映画『リトル・ダンサー』の監督だったと知り、
納得。ビリー・エリオット少年同様に、オスカー少年も素晴らしかったので!
そして、風変わりな孫と無線でやり取りする、おばあちゃんがいいなと思いました。
(いろいろと懐が深いと思います!)

原作もこれから読みます。
2014.08.11 / Top↑
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