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『借りぐらしのアリエッティ』 (2010年 日本)
監督:米林宏昌 企画・脚本: 宮崎駿
原作:メアリー・ノートン『床下の小人たち』
出演:志田未来、神木隆之介、大竹しのぶ、竹下景子、藤原竜也、三浦友和、樹木希林


身長10センチの小さな「借り暮らし」のアリエッティ一家は、
人間が住む家の床下で、さまざまな生活品をこっそり借りて
暮らしていました。
彼らの掟は「決して人間に見られてはいけない」ということ。
しかし、アリエッティはその家に引越してきた少年・翔に
自分の姿を見られてしまいます。

ジブリ最新作を早速観てきました。

※この先の記述は、映画の内容を含みます。


原作ではイギリスが舞台であるものの、この映画では日本が舞台。
翔が乗ってきた古いベンツが多摩ナンバーだったところをみると
東京の、ちょっと都下の古いお屋敷のようです。

短い映画で、ドラマチックな展開を期待して観た人には物足りない
ようですが私は大好きな映画だと思いました。

ジブリ映画の人気キャラクターが客演しているかのような、
ところどころ これは千と千尋から来てるな、とか、トトロだな、とか。
それも楽しみながら観ていました。

雑貨好きとしては、翔のおばあさまの家にある調度品や、アリエッティの
一家の道具や、いろいろなモノにもかわいい!などと大きく反応して
しまいます。

アリエッティの真っ直ぐな素敵さ、翔の少しひねくれた優しさとか、
その年齢の少年少女しか保てない輝きが非常によく表現されており
全部が切なくて「ずるい」とさえ思って観ていました。

お互いに惹かれあいながら、共生できない小人と人間と。
よかれと思って人間がしたことは、小人達を追い詰めていく。
とても切ないです。
子供たちに夢を与える話か、というとそうではないかもしれません。
この映画を観て、小さい人たちが、家の下にいると信じられる子どもが
どれだけいるかといえば、難しいように思います。

それでも、この映画を観たら何かを感じるのではないでしょうか。
2010.07.21 / Top↑
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