国立新美術館にて開催中のルーシー・リー展へ。
1995年93歳でこの世を去ったルーシー・リーの没後初の本格的な回顧展です。

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国内外から選りすぐった約250点、貴重な資料もまじえ、彼女の作品の
魅力を存分に味わえる内容となっていました。

以前開催されていた「U-tsu-wa」展のポスターで作品を見て一目惚れし、
そのときは見にいけずに終わってしまったので、今回はぜひぜひ
早い時期に観に行こうと決めていたのです。

潔さと柔らかさが同時にとどめられたフォルムと色合いをもつ作品は
静かな興奮を呼び起こしてくれます。
陶製ボタンの作品群、受注ノートや釉薬メモなど、貴重な資料も大変
興味深かったです。

生前のルーシーを撮影したイギリスのドキュメンタリー番組を会場で
放映しているのですが、当時80歳だったルーシーのろくろを回し、窯に
手を伸ばす姿に言い知れぬ感動を覚えました。観に行くご予定の方は
ぜひ、時間にゆとりを持って、この映像も観ていただきたいです。
何十年も一つのことに打ち込んできた人というのは、やがて男女の別も
越えて、美しい人間というものになるのだなと感じました。

図録も買ったので、しばらくは時おり眺めて浸りたいと思います。


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2010.05.14 / Top↑
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