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レイ・ブラッドベリの『華氏451度』を読みました。

舞台は、書物を所持することが罪となる世界。
そこでは「密告」により、消防士が出動するのです。
火を消すためにではなく、「本を焼く」ために・・・。

50年以上も前の古い本ながら、面白くて一気に
読んでしまいました。最初は翻訳ものならではの
読みにくさを感じたりしますが、全体的に読み
やすいです。

自分にとって、本とは何か?なぜ好きなのか。
なぜ、本に関わることを仕事としているのか。
余暇もほとんどをそれに費やしているのか。
この小説の世界のように、本がなくなったらどうするか。
本の役割とは、存在意義とは・・・
考えれば考えるほど 答えを出すのが難しい。

最近は量をこなす読書をしてきた感があるので、
ここまで内容から発展して物事を考えるのは
久しぶりで、名作といわれるものには、「面白い」
以上の力があると感じました。

2008年に新装版で出ていますが、装丁は
以前のものが一目で内容が分かるし、幻想的で
好きです。でもこんなことを言っていると老賢人たちに
「表紙で中身を判断するものではありませんぞ」と
たしなめられてしまうかも。
2009.11.22 / Top↑
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